特殊部隊も唸る、最強スペックの戦闘服システム「PCU」。
2021年 11月 17日
ECWCSを凌駕する、特殊部隊のために生まれた新システム「PCU」とは。
米陸軍主導で開発されたECWCSは一定の評価を得ていたが、一部の過酷な任務に携わる特殊部隊の隊員などからは、防寒性能が不十分だとして不満の声が上がっていた。その理由のひとつに、陸軍の規模が大きすぎて装備の刷新に時間がかかり、民生市場におけるアウトドアウエアに比べ開発が遅れていたことがあげられた。
そこで2002年から特殊部隊を統括する特殊作戦軍(SOCOM)の主導により、ECWCSとは別に最新のスペックを持つシステムを、特殊部隊向けに開発することになった。それがProtective Combat Uniform、通称PCUだ。
LEVEL 3:ALPHA JACKET
パタゴニアが手掛けた保温中綿材ポーラーテックアルファを内封したインサレーションジャケッ ト。表面は撥水性のあるリップストップナイロン素材を採用。¥37990
レイヤリングに関する考えはECWCSと共通だが、素材に最新のものを 採用し短期間で世代を交替させることで、最新のアウトドアウエア並のスペックが盛り込まれている。
LEVEL 5:COLD FUSION JACKET
ビヨンド名義のソフトシェルジャケット。圧着縫製を多用しており軽量。撥水加工を施した生地は防風・通気・ストレッチ性に優れている。ADS社製。第三世代。¥12960
また、PCUの開発にはかつてパタゴニア社でテクニカルアドバイザーを務めたマーク・トゥワイト氏が携わったことから、多くのモデルがパタゴニア社で開発・製造されているのも特徴と言えるだろう。PCUはECWCSから発展した最新最高の戦闘服システムなのだ。
by imy6869
| 2021-11-17 17:30